2012年 06月 27日 ( 2 )

マーガレット物語④夢のような展開そして希望

創作ストーリー「ふたりのリカ」シリーズです。

サイドメニューのカテゴリー「創作ストーリー」にまとめてあります。
「ふたりのリカ」(ワンピースとエプロンは衣装の余談です)
「ふたりのリカ番外編」
「マーガレット物語」
の順に続いています。

特別面白くもないかもしれませんけど012.gif、興味がありましたらどうぞ!
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前回からのつづきです。

「おかみさん、どういう事なのでしょう?復職して良いと先ほど言われたばかりなのですが、
  働くのは難しいだろう、とおっしゃるのは・・・・?」

「マーガレット、つまりね、私はあんたが不憫で・・・・助けになりたいんだよ?」

なんと、おかみさんは、仕事の復帰を待ってくれるだけでなく、この店の二階の部屋を今の部屋の半分の家賃で貸してくれるというのでした。

「こんな狭い部屋だけど、ここなら母さんと赤ん坊が近くに置けて、少しは負担が減るだろうよ。」
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「小さい寝室がもう一部屋あるから、大人ふたり、大丈夫だろう?」

「おかみさん!なんて親切な!ベッドと窓とカーテンがあって・・・・これでゆっくり母さんを休ませてあげられます!」
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この家賃なら、少しある蓄えで、きっとふた月なんとか暮らせるわ。
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ああ、私はなんて恵まれているのだろう!!神様、感謝します・・・・・。
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そして、階下の店に戻ると、こう言われます。

「マーガレットや、あんたがこっそりデザインの勉強をしている事も知っているんだよ?」

あっ!
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こ、これは・・・!!!

「ふふふふ。いいデザインじゃない?よく出来てる。 いずれ、この店でもオリジナルデザインのドレスを売りたいと思っているから、その時はデザインをお願いするよ。その時までよく勉強しておいで。」

はい・・・・・。
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「これは最後に、あんたへのプレゼントだよ。いずれ店の中の事も手伝ってもらう事になるだろうから。」
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靴・・・!

「そのみすぼらしい靴ではね、お客様の前に出られないだろう?履いてごらん?」
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本当になんて言って感謝したら良いのでしょうか?

マーガレットは夢を見ているかの様でした。

「本当に、本当に、ありがとうございます!!」

マーガレットは、この日、家路への足取りが軽かった。
今朝まで悩んでいた事が、すべて一瞬に解決したのだから。

いつもの帰り道が輝いて見える、明日に希望が持てたのだから!
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マーガレット物語 第一部 

お話にお付き合い、ありがとうございました!
短かい話でしたが、いったんここで終わります。010.gif

いずれまた続きが作れたらいいな、と思います072.gif
     
それまで、さようなら!


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by nakimiki | 2012-06-27 21:54 | 創作ストーリー | Comments(2)

マーガレット物語③マダムの真意

創作ストーリー「ふたりのリカ」シリーズです。

サイドメニューのカテゴリー「創作ストーリー」にまとめてあります。
「ふたりのリカ」(ワンピースとエプロンは衣装の余談です)
「ふたりのリカ番外編」
「マーガレット物語」
の順に続いています。

特別面白くもないかもしれませんけど、興味がありましたらどうぞ!
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前回のからのつづきです。

マダムの話はまだ続いていました。
「だけど産後、二ヶ月で仕事に復帰するのはきついだろうし、また、二ヶ月間休んでいる間の生活も大変だろうから・・・・」
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マーガレットは、マダムの話をさえぎって聞いてしまいます。

「おかみさん・・・・!たしかに大変ですが、仕事を失わないだけでも、ありがたいのです!でも・・・
どうして、こんなに良くして頂けるのか、お聞きしてもかまいませんか?!」


「マーガレット・・・・。私はこの店の主・・・。皆の事はよく見ているんだ。
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 この数年、あんたの仕事を見てきたけれど、お針子職人としての腕は一流と言っても良い。

型紙とおり、1ミリも狂わずに縫い上げるのはもちろん、デザインに合う生地と糸選びも完璧。
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そして・・・・なによりも、おなじ腕の職人が手がけたものに比べて、あんたが扱った洋服はどうしてか、ひとあじ違っているのさ・・・。
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縫製から最後の仕上げ、そして包装まで・・・・本当に素晴らしいものだよ。」
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マーガレットの手にかかった商品は、とても評判がよくて、この店の売上にとても貢献していたのでした。


「わかったかい?だからマーガレット、あんたに辞められると困るのは私なんだよ。あんたが辞めてしまう事にくらべたら、ふた月やその位、大丈夫なんだよ。」


「おかみさん、そんなに私の事を評価して下さっていたのですか・・・・」

マーガレットはとても嬉しかった。
もう何年もここで働いていたけれど、マダムのこんな話を聞くのは初めてでした。


しかし、マダムは話を続けます。
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 「マーガレット!私の話はまだ途中だったよ?

   そう、あんたがふた月も仕事を休めば生活が困るだろう事も予想しているよ。

       病弱な母さんもいるだろうしね。

          それに復帰したって、乳飲み子を抱えたままじゃあ、働くに働けないだろう・・・・?」

    

「・・・・・マダム?お話がよく分からないのですが・・・・・・。」


どういう事なのでしょう?



④へつづく


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by nakimiki | 2012-06-27 20:45 | 創作ストーリー | Comments(0)